今回は、検相器についてご紹介します。
検相器はどんな時に使用する測定器なのでしょうか?
wikipediaによると
”三相交流(さんそうこうりゅう)は、電流または電圧の位相を互いにずらした3系統の単相交流を組み合わせた交流である。
多相システムの一種で電力系統において世界で最も普及した送電方法である。同様に大型の電動機や他の大型の負荷でも使用される。”
と説明されていました。
三相電源は、3つの単相電源が120度ずつズレているものです。
ですから、回転磁界が発生します。これによより、誘導電動機を回転させます。
発生する回転磁界は、逆方向にも発生します。
その時は、誘導電動も逆向きに動くことになります。
ですから、工事を実施する際には、必ず三相電源の回転方向である
相回転を確認する必要があります。
その時に、検相器を利用します。
ですから、検相器は、相回転計とも言われます。
一般的に非接触式の検相器は、静電誘導による電圧検出方式です。
検相器の種類には、下記のものがあります。
・接触式検相器
・非接触式検相器
・高圧用検相器