冬の時期などに、車のドアなどを触ると
”バッチ”と静電気で痛い思いをされた事は、ありませんか?
また、櫛でといてもどうしても髪の毛が立ってしまうなってこと、ありませんか?
今回は、静電気についてご紹介します。
・静電気障害
静電気は、力学的作用(吸引力や反発する力)、静電誘導、放電などの現象を
引き起こするので、古くから様々な原因となっています。
例えば、近年では、半導体や電気機器などの障害が多くなっています。
それが原因の火災や爆発などのニュースを聞くこともあります。
このような障害を防止するには、静電気の対策が必要になります。
静電気の対策を行うためには、「静電気の測定」が必要になります。
帯電状態を把握することが対策になりますので、測定が基本になります。
しかし、静電気の測定は、通常の測定とは、いくつかの違いがあります。
・静電気は電力が高く、電流が微量です。
そのため、通常の測定器では測定できません。
・測定することで、元の測定物の状態が乱れて変化してしまいます。
・電荷が空間的にぶんぷしていることが多い
実際の静電気の測定には、帯電状態を知るための帯電電荷量を測定します。
電荷によって生じる表面電位の測定、さらには電荷の漏洩性を知る必要があります。
そのために抵抗測定などがあります。