直流検電器について

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検電器とは、電路、機器が充電状態なのか、停電状態なのかを確認する器具のことですが、ひとくちに検電器といっても様々な種類があります。

主な検電器には、下記の種類があります。

・交流検電器
 ーネオン管式:あまり使用されなくなっています。
 ー電子式
 ー風車式
・直流検電器
・交直両用検電器

今回は、そんな検電器の中でも直流検電器について説明します。

太陽光発電の接続箱や受電設備の直流制御回路、あるいは直流での絶縁体力試験などでは、直流検電器を使用します。直流回路には、普段あまり遭遇しませんので、誤って交流用の検電器を使用しないよう気をつけましょう。交流検電器では、直流回路の検電はできません。中には、停電しているものと思い込んで、感電事故となった事例もあるので、細心の注意が必要です。

直流の場合は、静電容量(人体の浮遊静電容量)による電流は流れないので、検電器の設置線を大地に接続して使用します。このため設置線が付属しています。また、被覆の上からは正常に検電できないので、検知部は必ず裸線部に当てます。