予備電源設備の歴史について、ご紹介します。
1887年に電源が供給が行われたのが「電気事業」の始まりです。
当時は、現在とは異なり、配線設備の信頼が乏しく、
事故、停電などが多発していました。
停電するのを防ぐ目的で、予備電源が設置されるようになりました。
予備電源には、非常用設備発電設備、蓄電池などがあります。
導入された例として、
大正、昭和初期に、帝国ホテルや三井本館で非常用設備発電設備、蓄電池が
設置されました。
ディーゼルエンジは、日本興業銀行に設置された、
三相交流発電機50kV・Aが始まりです。
その後、ディーゼルエンジは、
始動性が良く設備費が安いので、大規模な建物には、
ほとんど設備されるようになりました。
蓄電池は、1887年にイギリスから輸入されたのが、始まりです。
始めに輸入されたのは、ペースト式鉛電池でした。
その後、アメリカからクラウイド式蓄電池、
ドイツからは、チュールド式蓄電池が輸入されました。
これにより、自家用電灯の停電対策が行われました。