電源品質の分析

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電源品質アナライザで電源品質を測定しますが、
原因を特定するには、かなり難しいことがあります。

一般的に原因追求には、下記の点を注意します。
・測定範囲
・現場の状況
・発生時刻
・変化の方向

「測定範囲」
 想定される原因以外、原因がある場合もありますので、
 最初はすべての可能性を含めて測定範囲を決めます。
 測定結界を分析しながら、測定範囲を徐々に
 絞り込んで原因特定につなげます。

「現場の状況」
 トラブルの発生した現場(場所)が
 これまでにトラブルが発生していないか?
 また、新しい機械を導入していないか?
 機械の場所を移動させていなか?
 など、トラブル発生場所のヒアリグは、大切です。

「発生時刻」
 発生した時刻に、運転中の機械で異常データが記録されて
 いるかもしれませんし、
 また、スイッチのon/offの動作があったかもしれませんので、
 確認が必要です。
 
「変化の方向」
 電圧が低下していて、電流が増加している場合は、
 測定点の負荷側に原因がある場合が多いようです。
 また、その逆のパターンの場合は、
 測定点の電源側に原因がある場合が多いようです。