流量計の必要性は、
電気について考えてみてください。
電気は、どれだけ使用したかは、見た目では
判断できません。
それで、電力管理の為には、電力測定が必要です。
電力データだけでは、
残念ながら、設備が効率よく利用されているかなどを
判断することができません。
判断材料になるのは、使用した電力に対して
どれ程の仕事を使用したかが重要になります。
仕事量とは、ポンプや送風機などを供給した
空気などの流体の流量です。
その為に、流量計が必要になります。
超音波流量計には、
伝播時間差方式とドップラ方式があります。
伝播時間差方式とは、
超音波が流れに沿って伝播する場合と、
流れに反対(向かう)して伝播する場合
とでは、速度は同じではなく、変化が生じます。
この現象を利用したものです。
精度的には、優れているのですが、
気泡などがあると測定できません。
ドップラ方式とは、
超音波が流体中の粒子など同士が
ぶつかり合い、反射される場合、
その周波数が流速によって変化することを
利用した測定器になります。
精度は、伝播時間差方式に比べて
劣りますが、浮遊物があっても測定できます。