振動計の種類には、
・簡易式振動計
・アナログ式振動計
・デジタル式振動計
があります。
簡易式振動計は、
日常的に機械設備の軸受や歯車などの
振動を測定する際に利用する振動計です。
この測定器は、ペンシルタイプですから
ポケットに入れて持ち歩けれます。
圧電形です。
アナログ式振動形は、
電池で動作させるタイプですので、
軽量で、持ち運びに便利な測定器です。
デジタル式振動計は、
アナログ式振動形と同様に電池式ですが、
高機能タイプです。
計量法の形式で認定を受けて
振動加速レベルを測定できるものもあります。
また、測定データは、
メモリカードに保存できますから、
測定後にパソコンで管理や編集などを行うことが出来ます。
危険振動
危険振動とは、例えば、洗濯機などの回転の時にガタガタと音が発生しますが、
洗濯機の固有振動数と回転数が一致していた時に発生します。
これを共振と言って、この回転数を危険速度と言います。
共振する振り幅が大きくなると、回転体が破壊する場合があります。
実例として1972年に、危険速度によって大事故が発生したことがあります。
火力発電所の蒸気タービンの試運転中に発生しました。