ブレーカとケーブルの探査

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コンセントや端子に部分に、電源を供給している
ブレーカの探査方法は、
まず、コンセントや端子部分から信号を注入します。
その後、注入された信号は、配線を経由してブレーカに
到着します。
信号が到着した、このブレーカから磁界が発生しますから、
この磁界を検出します。

充電状態、停電状態のどちらの状態でも探査することができます。
ただし、停電状態での探査の場合は、
停電していますので、アルカリ電池などの別途電源が必要です。

ケーブルの探査もブレーカの探査方法で行うと、
同じブレーカ内に往復の信号が流れますから、
発生させた磁界が打ち消されてしまいます。
ですから、別々のブレーカに信号を流れるように
送電気を接続させる必要があります。
注意点として、信号の流れる経路に
漏電ブレーカがある場合、動作することもあります。

停電状態でのケーブル探査する場合は、
送信器の電源がありませんので、
信号を流すための電源を外部に設ける必要があります。

探査の目的によって、探査信号を流す回路を考える必要がありますが、
基本的に、導線に発生する磁界を検出すれば探査できます。
ですから、停電状態での探査方法であれば、
地中埋設ケーブル、配管内のケーブル、壁の中のケーブルなどでも
探査することができます。