ケーブルの探査

1031

ブレーカー・ケーブルの探査が必要なのは、なぜでしょうか。

改修工事や不具合の時には、それに該当するケーブルを
識別する必要があります。
また、ケーブルの位置を認識していないと、
掘削工事などの時に、ケーブルを切断してしまうという危険があります。

ブレーカーやケーブルの認識は、
建物の壁や床を通関したり地中を通っているので、
図面とはことなる深さや位置にあることもあり、
簡単で行うことができません。

そのため、事前に探査が大切になります。

ケーブルの探査は、ケーブルから発する磁界や電界を検出することで行います。

・磁界の利用
 遠端部を設定するなどして、電流が流せる状態にしてから、
 送信器により高周波の電流をケーブルに流すと、ケーブルの周辺に
 磁界が発生します。この原理を利用して、受信器でケーブルの位置を
 探査する方法です。
 ※磁界の検出には、クランプ式CT、バー状アンテナを利用します。

・電界の利用
 遠端部を開放して、電圧を印加させた状態で、
 送信器により高周波の印加をすると、ケーブルの周辺に
 電界が発生する原理を利用します。
 発生した電界を静電気結合より受信機で検出してケーブルの
 位置を特定します。