濃度について③ アルコール濃度

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わたしたちの生活に関係のある濃度のひとつは、アルコール濃度ではないでしょうか。生活習慣、交通法の規制強化などと関連して、血中アルコール濃度・呼気中のアルコール濃度などは耳にすることがあります。アルコール濃度の測定法・測定器や、血中アルコール濃度と酔いの状態などについてご紹介します。

血中アルコール濃度とは
血中アルコール濃度は、“飲酒して消化管から吸収されたアルコールが血中に移行した状態の濃度で、酔いの程度を決める”と定義されることもあります。血中アルコール濃度の測定器はさまざまな種類があります。アルコールチェッカー、アルコール検知器、アルコールセンサーなどという名前で検索すると、ネット上で簡単に手に入ります。値段はピンキリですが、ほとんどが息を吹きかけて測定するものです。スマホにつけて測定、記録できるなんていうものも開発されています。

血中アルコール濃度と酔いの程度
道路交通法において、酒気帯び運転の基準値となる呼気中アルコール濃度は0.15mg/Lです。血中アルコール濃度に換算すると、0.3mg/mL(0.03%)に当たります。血中アルコール濃度ごとの、酔いの状態は以下のようになります。

    血中濃度…0.02%~0.04%
    酔いの状態…
    さわやかな気分になる / 皮膚が赤くなる / 判断力が少しにぶる

    血中濃度…0.11%~0.15%
    酔いの状態…
    気が大きくなる / 大声でがなりたてる / 怒りっぽくなる / 立てばふらつく

    血中濃度…0.31%~0.40%
    酔いの状態…
    まともに立てない / 意識がはっきりしない / 言語がめちゃめちゃになる

血中アルコール濃度はこのようであっても、人の酔いの反応はそれぞれです。濃度は参考にしつつ、その人に合った飲酒の仕方は必要ですね。