すきまゲージについて②

すきま②

物と物の間には、たくさんの隙間があります。その寸法がとても大切なこともありあります。今回はその物体間の隙間の寸法を測る測定器である、「すきまゲージ」の使い方や注意点についてご紹介いたします。

隙間を測る測定器というと、長さ・幅を測定するプレート状のものを想像されるかもしれません。ところがすきまゲージはものさしのような使い方はしません。意外に思われるかもしれませんが、すきまゲージの鋼板(リーフ)を隙間に挟むようにして使います。非常に狭いところでも差込んで、ぴったりであればそのリーフの幅の厚さがあると判断します。簡単に差し込めたときはその厚さではありません。ある程度きちんとはめ込まれた時にその厚さとして判断することができます。このように、使い方はとても簡単です。

すきまゲージを使うときに、注意したいことがあります。
すきまゲージは金属製のものが多いので錆びる危険があります。錆びると分厚くなり、正確に測ることができません。手で直接触ると錆びやすくなりますし、皮脂が付けばそのぶん分厚くなるので、直接手で触るのはさけるほうがいいでしょう。きれいな軍手などを使用します。また、傷や歪みも正確性に影響するので、保管方法に気をつけたり、使用時も慎重に扱うことが必要です。

すきまゲージは、リーフ1枚につき一つのサイズの測定ができるようになっているので、複数のサイズを測るためには複数のリーフが必要になります。リーフを取り替えながら測定をします。自分自身が良く使う幅だけを組み合わせておけば使いやすくなりますね。

今回はすきまゲージの使用方法と注意点についてご紹介しました。