すきまゲージについて①

すきまゲージ①

物と物の間には、たくさんの隙間があります。その寸法がとても大切なこともありあります。今回はその物体間の隙間の寸法を測る測定器である、「すきまゲージ」についてご紹介いたします。

すきまゲージは普通、いろいろな厚さの薄鋼板(リーフ)できたゲージを綴って一組となっています。何枚かを組み合わせることでさまざまな寸法のすきまを測ることができます。シックネスゲージと呼ばれることもあります。

すきまゲージは特に、細かい隙間を測る時に活躍します。
例えば…
機械などを設置するとき、機械と設置スペースの隙間の測定
モーターやエンジンの作動部分と静止部分の隙間の測定
いろいろなドアや蓋と本体の隙間の測定
などがあります。

一般的なものさしやゲージでも、1ミリぐらいは測ることができますが、それよりも薄いものはきちんと測ることができません。このようなときにすきまゲージを使うことができます。細かい誤差が発生している時などに活躍します。隙間の厚さがわかれば、その間を埋める方法がわかったり、何らかの部品が必要になるのか、締め込みをどれくらいにするのかなどの判断もでき、メンテナンスにも役立つでしょう。すきまゲージは使い方が簡単なので、誰でも使うことができますし、それ程大きくもないので、工具箱の中に入れておくことができます。

すきまゲージの利点や活躍する場面についてご紹介しました。次回は使い方や注意点についてお伝えします。