音にはさまざまなものがありますが、「騒音」は不快なまたは望ましくない音のことです。騒音の測定器として、一般的に騒音計が使用されています。騒音計の目的は、音を数値化することです。
騒音値はデシベル(db)という単位で表されます。デシベルとは「音の強さや、弱さなどをエネルギー比で表すのに使用される値」と定義されます。では具体的には、どのくらいの騒音が何デシベルなのでしょうか。
以下に簡単に示してみます。
・聴覚機能に異常…120db…ジェットエンジン
・うるさくて我慢できない…90db…騒々しい工場内
・かなりうるさい…70db…セミの鳴き声、やかんの沸騰音
・とても大きく聞こえてうるさい…60db…掃除機、トイレの洗浄音
・大きく聞こえる…50db…走行中の自動車内、換気扇
・聞こえる会話に支障なし…40db…閑静な住宅街、図書館
・非常に小さく聞こえる…30db…郊外の深夜、鉛筆で書く音
・ほとんど聞こえない…20db…雪の降る音
環境省が決める騒音基準は3つに分類されています。
病院や老人ホームなどの施設が集合している地域
昼間…50db以下 夜間…40db以下
住宅街周辺
昼間…55db以下 夜間…45db以下
住居と商店、工場などの混在地域
昼間…60db以下 夜間…50db以下
生活の中で発生する音の目安や上記のような基準を把握しておくと、トラブルを避けるのに役立つかもしれません。