騒音計とは 4

20190529

騒音計は、騒音の測定器として一般的に用いられています。
騒音計の目的は、音を数値化することです。

騒音計は大きく2つに分類されており、普通騒音計と精密騒音計があり、一般に騒音を測定する場合、使用されるのは普通騒音計です。
騒音計は、マイクロフォン、周波数補正回路、増幅部及び可変域衰器、実効値検波回路、騒音レベル校正、という構造になっています。主な部分はマイクロフォンと周波数補正回路と増幅器及び可変域衰器です。

マイクロフォンが音をとらえて、補正回路、そして増幅回路を通ります。それから表示部に数値として表示する仕組みです。
構造はシンプルですが、測定の際には注意することもあります。

まず反射音による誤差を少なくするために、マイクロフォンを壁や床などから離します。手で持って測定する場合でも身体からなるべく離すようにします。
また、強い風がマイクロフォンに当たると、風の音が騒音となって誤差の原因になります。風のある場合は防風スクリーンを使用するようにします。
測定する時間、高さや位置、気象条件(天気、風向き、風速、温度、相対湿度、気圧など)も影響をあたえるので、比較する場合などにはきちんと決めておく必要があります。