騒音計は、騒音の測定器として一般的に用いられています。騒音計の目的は、音を数値化することです。
人によって音の感じ方は違うので、ある人は気にならない音でも、他の人からすると騒音になり、トラブルに発展することがあります。ですので、音を数値化して目に見える形にすることによって、その音が騒音かどうかを的確に判断することができ、トラブルを防ぐことも可能になります。
ところで、そもそも「騒音」とはいったいどのようなものでしょうか。
騒がしくて嫌、うるさくて不快、のように感じる音が「騒音」です。日本では騒音規制法などによって環境基準がきちんと決められており、騒音は公害の一つです。
わたしたちはどんな騒音の影響を受けているでしょうか。
例えば、工場・事業場騒音、建設作業騒音、交通騒音と言われる自動車・鉄道・航空機騒音、生活騒音などがあります。生活騒音もさらに5種類ほどに分類されます。
①洗濯機・掃除機など家庭用機器からの騒音
②ドアの開け閉め・床の軋みなど家庭用設備・住宅構造面からの騒音
③ピアノ・ステレオ・テレビなど音響機器からの騒音
④話し声・食器の音など生活行動からの騒音
⑤自動車
など
普通に生活していれば気にならない音に思えますが、力加減や機械の故障などによっては、騒音に変化してしまうこともあります。心やすらかな暮らしを維持するために、他の人に騒音ととらえられるような音はできるだけ出さないようにしたいなと思います。