オシロスコープ 82

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プローブに関する用語に対する理解(2)

次は、一般的なベンチ(Bench)オシロスコープとプローブを使用するユーザーにはおなじみのCompensationがあります。プローブは一般的に、小さなプラスチックドライバと一緒に提供されます。プローブをオシロスコープに接続する時、プローブの先にあるトリマキャパシタを設定する為の小さいドライバを使用します。このようにすることで、プローブの出力インピーダンスと、プローブが接続された入力チャネルアンプの入力インピーダンスが一致するよう調節されます。

高帯域幅オシロスコープで、Compensation過程はプローブCorrection、そしてスコープチャネルCorrectionがお互いに関連しているという点で少し違いが見られます。結果的に全体測定システムは、装備の全体帯域幅、さらにそれ以上でも統制された方式で動作するようになります。

近年ではプローブチップから、プローブチップが接触する伝送ラインに渡る反射(Reflection)の演算が含まれている、プローブDe-embeddingという概念が浮上してきています。プローブチップのローディング(Loading)インピーダンス、伝送線路のインピーダンス、そして回路にある部品のモデルを使用すれば、副プローブチップまで往復し、測定へ影響を与える部品に発生する反射を説明することが可能です。