オシロスコープ 69

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オシロスコープを活用法:カーソル、および媒介パラメータ測定について(1)

オシロスコープは回路の性能を測定、確認できる様々な機能を提供します。一般的にカーソルとパラメータを利用し測定する2つの方法があります。2つの方法とも、それぞれユーザーにいろいろな機能を提供してくれます。それぞれ個別でも優れた機能を持っていますが、2つを一緒に使用すれば、波形を使って更に深く分析を行うことが可能となります。

波形を補足すると、波形を測定出来るいくつかの種類のカーソルをすぐに適用出来ます。カーソルには3種類の基本類型があります。
・電圧(垂直軸)カーソルは点線で現れる棒が垂直軸に移動しながら信号の電圧レベルを測定します。FFT結果波形に垂直カーソルを利用すればdbV値が測定されます。

・時間(水平軸)カーソルは点線で現れっる垂直棒がグリッドの水平に移動しながら、信号の時間値を測定します。FFT結果波形に水平カーソルを利用すれば、周波数の値が測定されます。

・トラック(水平)カーソルは全てのチャネル波形に従って水平に移動しながら、測定する十字型のカーソルです。選択した測定時間での電圧の値を知りたい場合はカーソルを時間軸に移動させ、希望する位置に置けばすぐに電圧の値を読みとることが出来ます。