オシロスコープ 66

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オシロスコープの活用法:シーケンス、ヒストリーモード(1)

オシロスコープを使用する時、連続して発生する速いパルスを補足する必要があったり、反対に繰り返し率が非常にゆっくりしたイベントの補足が必要な場合があります。これを一般的なオシロスコープの補足モードで実行する場合、非常に骨が折れる作業となります。シーケンスモードを搭載するオシロスコープを利用すれば、イベント間の時間間隔が長くても、イベントを補足できます。

関心のあるイベントが長い時間の中で稀に発生するものだったら、問題となるのはイベントを補足する前に、アクイジションメモリが付属する、ということです。そうすれば、メモリを十分な長さにセグメント分割し使用すればどうでしょうか?これがまさにシーケンスモードの機能です。オシロスコープがトリガをかける度に、補足されたイベントは別途の波形セグメントに保存され、次のトリガが発生するまでアクイジションメモリを使用しません。シーケンスモードでは最小2個のセグメントから、最大10,000個のセグメントにメモリを分けることが可能です。