オシロスコープ 65

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「ジッタ」とは何か?(2)

大部分のオシロスコープでは、広範囲のクラック、およびタイミング測定パラメーターを提供します。以下のような例があります。

・Hold Time:クロックエッジからデータエッジまでの時間
・Setup Time:データエッジからクロックエッジまでの時間
・Skew:Clock1エッジから最も近いClock2エッジ間の時間差
・Dperiod@level:波形内に存在する各サイクルで隣接するサイクル間の周期偏差(cycle-to-cycle jitter)
・Dwidth@level:特定レベルで、連続して繋がる上昇パルス、または下降パルス間の時間差
・Duty@level:特定レベルで、上昇、または下降パルスの周期に対する比率
・Edge@level:波形内に含まれるエッジの数
・Freq@level:波形で、特定レベルと特定スロップでのサイクルの周波数
・Period@level:波形で、特定レベルと特定スロップでの全てのサイクルの周期
・TIE@level:異常なエッジの時間と測定対象信号のエッジとの時間差
・Width@level:特定レベルで測定されたパルス幅
・Half period:波形の半周期
・dVdt:スルー率
・Bit rate:シリアルデータストリーミングのビット伝送率

周期、周波数、パルス幅などの測定値が時間によってどのように変化するのかをトラッキングすることは、ジッタを理解するにあたり非常に有用な方法です。さらにより多くのデータを補足し、測定の信頼性を高めるためにジッタを統計的な観点から確認する方法も存在します。