オシロスコープ 47

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色々なプローブについて(1)

・差動プローブ
差動プローブは2つの入力を持つ能動プローブとして、プラス極1つとマイナス極1つ、2つの入力だけではなく、別途のアースリードを持ちます。シングルターミネイテッド50Ωケーブルでオシロスコープの1つのチャネルとして信号を転送します。出力信号は2つの入力で現れる電圧間の差に比例します。差動プローブはアースの代わりに参照された信号を見て、大きいDCオフセット、または電力線ノイズのような他の共通信号が存在する時に起こる小さな信号を見る時に使用されます。

通常ユーザーは、シングルエンド信号(アースに準した電圧)を測定する為のシングルエンド能動プローブと、差動信号(プラス極電圧対マイナス電圧)を測定する為の差動能動プローブを選択します。しかし忘れてはいけないことは、差動プローブの信号連結間の効果的なアース面が、ほとんどのシングルエンドプローブのアース連結よりも理想的です。このようなアース面は非常に低いインピーダンスとして、テスト対象の装置(A device under test、DUT)にプローブチップアースを効果的に接続します。なので差動プローブはシングルエンドプローブよりもシングルエンド信号をよりよく測定することが出来ます。