オシロスコープ 46

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オシロスコープの受動プローブと能動プローブについて(2)

能動プローブ:
能動プローブは、内部アクティブ素子に対し電力供給が必要となります。

能動プローブは、プローブチップに近い方のプローブ本体に小さな増幅器を内蔵しています。このような配置は一般的に2pFより小さな、非常に低いプローブ入力容量を維持出来るようにしてくれます。低い静電容量は高い周波数で高入力インピーダンスを置き、これは抵抗、および容量負荷の最適化された全体の組み合わせを持ちます。このようにして低負荷で、能動プローブは受動プローブがかけた高インピーダンス回路で使用可能となり、能動プローブは全てのプローブ中、最も信号のひずみが小さいプローブです。

ユーザーのスコープが帯域幅500MHz以上の場合、ユーザーはおそらく能動プローブを既に使用していることでしょう。高価格ですが、高い帯域幅が必要ならば能動プローブは必須の道具です。一般的に能動プローブは、相当低い容量負荷の為、受動プローブよりも費用がかかり、制限された入力電圧が特徴ですが、速い信号に対してはより正確に解析します。