オシロスコープ 45

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オシロスコープの受動プローブと能動プローブについて(1)

プローブの概要:
ユーザーが試験中の装置(A device under test、DUT)にオシロスコープを繋げる時、使用されるプローブは信号の完全性の側面から見て、非常に重要です。

1-GHzオシロスコープがありますが、帯域幅500MHzを支援するプローブしかない場合、オシロスコープの測定可能帯域幅は500MHzとなります。

受動プローブ:
現在、プローブの最も一般的な種類は受動電圧プローブです。受動プローブは受動部品のみで構成されており、動作の為に別途の電源を必要としません。これは600MHz未満の帯域幅を持つ信号に効果的です。一般的に受動プローブは、相対的に高い容量性負荷と、低い抵抗性負荷を作り出します。

受動プローブは2つの重要な類型、高いインピーダンス入力プローブと、低いインピーダンス抵抗分配器プローブに分けられます。おそらく現在、10:1分割率の高入力インピーダンスの受動プローブが、一般的に広く使われるプローブと言えるでしょう。
能動プローブに比べ、受動プローブはより丈夫で低価格です。スコープの入力インピーダンスに合わせて、広いダイナミックレンジ(一般的な10:1プローブでは300V超過)と、高い入力抵抗を提供してくれます。しかし高インピーダンス入力プローブは、より重い容量負荷がかかり、能動プローブ、または低インピーダンス(z0)抵抗分配器受動プローブより、低い帯域幅を持ちます。