オシロスコープ 44

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オシロスコープの基本制御機能

大部分のオシロスコープは前面パネル、タッチスクリーン、またはソフトキー使用を始めとして、スコープを制御する様々な方法を持っています。一般的なオシロスコープにある基本の制御機能は以下の様なものがあります。

(1)水平制御
オシロスコープの水平制御は、一般的に「水平(Horizontal)」と表示され、前面パネル部分で調節し、画面の横の長さを調節出来ます。X軸で区間あたりの時間を指定する制御が出来るようになります。区間あたりの時間を減らすことにより、より狭い区間を拡大し見ることが可能となります。また水平遅延(オフセット)に対する制御も可能です。この制御機能で一定範囲の時間にわたってスキャンが出来ます。

(2)垂直制御
オシロスコープの垂直制御は、一般的に「垂直(Vertical)」と表示され、前面パネル部分で調節が可能です。この制御を使用すると、ディスプレイの垂直側面を調節出来ます。例を挙げると、ディスプレイ間隔のY軸へ区間あたり(目盛り)電圧を指定出来ます。区間別電圧表示範囲を減らして波形を拡大したり、増やして縮小することが可能です。また波形の垂直オフセットに対する制御も可能です。この機能は単純に画面で全体波形を上下に動かします。

(3)トリガ制御
信号トリガリングは、見たい波形をスコープで安定的に検知、ディスプレイし、データ収集するのに役立つ機能です。トリガ制御では垂直トリガレベルを選び、(例として、オシロスコープがトリガをかける電圧)様々なトリガ機能を選べます。