オシロスコープのアクイジション・モード(3)
5:セグメント・メモリ・アクイジション・モード
セグメント・メモリを通じて収集されたメモリは同一の長さに短く保存された下位レコードの集合として、オシロスコープの全体メモリの深さに対した総集合の長さと同一です。セグメント・メモリはトリガイベント記録だけをキャプチャーし、オシロスコープの目盛りの深さを最大限にする形で、デッドタイムにより分離された多重バーストを持っているアプリケーションに有用です。セグメント・メモリ機能が開発される前は、その時その時に連続するトリガイベントでデータを収集し保存する一番最善の方法は、各トリガで収集されたデータ全体をオシロスコープのハードドライブへ保存することでしたが、これは全体の処理量を大きく制限するものでした。
セグメント・メモリを活用することで、オシロスコープはハードドライブの代わりに、それぞれの波形を保存する為に高速アクイジション・メモリを使用します。これにより処理量を大きく増やし、デッドタイムを最少化してくれます。