オシロスコープ 30

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オシロスコープの前面パネルについて(5)

(13)時間軸モード(Timebase Mode)
13-1:標準(Normal)
時間軸に十分な大きさの同期信号が加えられない場合、画面上に軌跡が表示されません。

13-2:自動(Automatic)
同期させる信号がない時、自動モードは時間軸が低い周波数で自ら動作するようにします。

13-3:単独(Single)
時間軸は同期を受け、1回のみスイープします。同期回路はオシロスコープを動かすSingleやResetボタンを押すことにより、再度準備状態になります。

(14)トリガ(Triggering)
トリガをかけると、画面上で電子ビームは毎回同じ経路をたどって表示されるようになります。トリガ無しでは、無作為の地点で始まる波形がごちゃ混ぜになって画面に表示されるでしょう。時間軸は毎回、入力信号が始まる地点を正確に指定するトリガー回路により波形が開始されます。

オシロスコープの前面パネルについてご紹介してきました。次回はオシロスコープの概略的構造について見ていきたいと思います。