7:レコード長
レコード長は、全体波形レコードに含まれるポイント数です。スコープは制限的な数のサンプルのみ保存可能な為、一般的にレコード長は長ければ長いほどいいでしょう。
・キャプチャー時間:レコード長、サンプリング速度です。なのでオシロスコープのレコード長が1Mポイント、サンプリング速度が250MS/sの場合、4msの長さの信号をキャプチャーすることが出来ます。
・最新オシロスコープでは、使用者のアプリケーションに必要な詳細情報の水準を最適化出来るようにレコード長を選択出来ます。
・優秀な基本形スコープは2,000ポイント以上が保存され、一般的な正弦波信号(大体500ポイント必要)に十分な仕様です。しかしながら複雑なデジタルデータストリーミングで、タイミング異常現象の原因を探る為には、例としてレコード長が1Mポイント以上であるDPO(デジタル・フォスファ・オシロスコープ)を考慮する必要があります。
・ジッター、ラント・パルスまたはグリッチのような断続的な異常信号を見つけるには、長いレコード長と、高い波形キャプチャー速度が一つになった中級以上のスコープを選ぶのが良いでしょう。