測定することは、品質管理に必要なことですが、
その測定は、人に依存している部分が大きいです。
そのため、品質管理には、教育・訓練によって、
技術者を育てることが求められています。
それは、品質管理ができる人材を確保することにもなります。
これは、「人を育てる組織力」とも言えるかもしれません。
ISO 9001にも、組織について言及されている部分があります。
そこに定められている要求事項を満たすことで、
組織として、対象となる製品の適合性を実証することができます。
一般的に、組織は、人材を適切に教育する訓練プログラムを持っています。
そのプログラムを実施して、その結果を記録します。
それは、教育・訓練が重要であると認識されているからです。
実際の測定現場では、
測定結果を、ありのまま受け入れる正直さが重要になります。
また、その測定結果を色眼鏡で見ないようにしましょう。
常に、この測定結果は、正しく測定されているか?など、を考える必要があります。
もし測定結果のばらつきが大きい場合は、
そのばらつきの幅はどれくらいなのか?
無視できない精度のばらつきなのか?などを
考えるようにしましょう。