測定に関する質問 4

20180620

測定器には関して、基本的な知識があっても、規定を決めるためには、その基本知識が正しいと言える理由を知っておく必要があります。
今回は、測定器の校正の周期を一律5年とする、社内でルールがある場合、これの周期設定に問題あるのか?という点をご紹介したいと思います。

事前に測定器の能力を把握して、安定していることが確認されれいる場合は、
もちろん、社内ルールの校正の周期を一律5年で問題ないと思われます。
しかし、測定器に突然の不具合が発生したり、
校正を行うとおそらく、不合格になると利用している時に感じる場合は、
社内ルールよりの周期に関係なく校正を行う方が、大きなリスクを回避できます。
きっとそのリスクは、校正の費用と社内の品質に影響を及ぼすことに比べたら、
校正を行うことの方が、良いと判断されることでしょう。

校正の周期を一律5年とする場合、
その測定器の能力が5年間、安定していることが確認される必要があります。
もし、その測定器の校正の周期が5年である場合は、
その測定器の5年以上の実績があり安定していることが明確であるとも言えるでしょう。

ですから、測定器の校正を一律5年とするのは、かなり長い歳月を必要となります。
校正することで品質の安全を保っていることになりますので、校正の周期にも気をつけてください。