4対1での再現性

20180524

測定の際に再現性や繰り返し性は、
正確な測定結果を出す上で、必要になります。
それは、測定値には、ばらつきがあるからです。

このばらつき具合は、どれくらいは許容範囲なのでしょうか。
一つ目の目安として、4対1つまり、求められる精度の1/4で以下でることを
確認をしましょう。1/4よりも大きければ、1/4以下に抑える必要があります。

出荷検査は、その製品が精度として問題ないかを判断する検査です。
ですから、あらかじめ求められる精度があります。
その求められる精度は、その製品の精度になります。
そして、測定の結果が、その製品の精度の値にある、関係にあります。

この関係を踏まえて、測定器のばらつきや再現性は、
この求められる精度に影響を与えないようにする必要があります。
つまり、その影響である測定の誤差は、求められる精度より小さいことを確認します。
簡単に言うと、求められる精度と測定の精度は、
測定誤差と求められる精度の比率と同じであると言うことです。

この関係を考えると、ばらつきの大きさは、1/4で抑える必要があります。
このばらつきに影響を与える原因は、
これまでもご紹介しました通り、測定器本体、また、測定するモノなどの影響があります。
ですから、測定環境もばらつきや再現性に影響があることを忘れないようにしましょう。