JCSS制度

20180222

測定器の校正は、法的にも整備されています。
法的に規定があることで、安全性の基準が保たれることになります。
測定器に関して、どのような整備がなされているのでしょうか?

JCSS制度
JCSS制度は、校正を行う計量器を計量法上で明確に
位置づけされています。
国家計量標準とのつながりによって、
その信頼性を対外的に確保する制度を整備したものです。
このJCSSとは、「Japan Calibration Service System」の略語で、
平成5年に計量器の校正に関して、計量法で導入されました。

このJCSS制度は
・計量標準供給制度
・校正事業者登録制度
があります。

これらによって、国家計量基準へのトレーサビリティが確保されます。
さらには、校正事業者登録者の技能能力が証明されます。

計量標準供給制度は、
経済産業大臣が国家計量標準として特定した標準器、
つまり、特定標準器を用いた計量器の校正を
経済産業大臣、日本電気計器検定所や指定校正機関が行います。

校正事業者登録制度とは、
計量法にある要求事項に適語していると認められる業者を登録します。
これに登録された方には、
JCSS標章がついた校正証明書が発行することができます。