超音波厚さ計について

20180213

超音波厚さ計について、ご紹介します。

超音波厚さ計は、超音波で厚さを測定します。

超音波厚さ計が使用される目的には、下記のものがあります。
・使用中の配管の厚さ、面積の広い板の真ん中の厚さ、
マイクロメータやノギスで挟むことができないものを測定する場合

・配管、タンクなど各種構造の腐食県債などにも使用されます

超音波厚さ計は、超音波の特徴が活かされて
鉄、アルミニウム、チタンなどの金属性から
ガラス、セラミック、プラスチックなど
超音波が伝わるものであれば、測定することができます。

超音波は、均一な物質内部では反射しません。
しかし、異なる物質内部では反射しする性質があります。
この特性を利用した測定器は「超音波厚さ計」の他に
「超音波探傷器」があります。

この超音波探傷器は、探触子から発射された超音波は、材料の中を直進していきます。
内部に損傷(欠陥)がなく、均一なものであれば底面で反射して戻って行きます。
しかし、内部に損傷や遺物などがある場合は、
底面で反射するのではなく、境界面の一部もしくは、全体が反射します。
この反射波を利用してエコー(受信)波形を観測することで、材料内部の欠陥情報を知ることができます。

超音波探傷器は半導体、セラミックス、樹脂、金属、などの内部にある損傷(欠陥)を検査することができます。