放電検出について

20180215

絶縁破壊が起こる前駆現象には、放電があります。
その放電には、下記のような種類があります。
・コロナ放電
・沿面放電
・部分放電
などです。

上記のような放電は進展すると、花火放電やアーク放電が発生し、
最終的に絶縁破壊に至ります。

放電の最初は、微小な現象なため発見しにくいのですが、
これを放置すると重大な事故になる恐れがあります。
ですから、放電現象を確実に検出することは、
安全性を守るために大切なことです。
また、必要に応じて対応することで、
電気設備の保守につながります。

放電をどのようにキャッチするのでしょうか。
放電が発生すると、発生源から超音波が放出されますので、
これを探知して、放電を発見する測定器があります。
この測定器は、小型で取扱が簡単なことから、広く使用されています。

放電検出の測定器の種類には、下記のようなものがあります。
・ウルトラホン
・ウルトラホンミニ
・リークホン
・コロナ放電検出器
・ウルトラHホン
などです。

商品名「ウルトラホン」は、パラボラタイプの集音器の先端に取り付けてセンサによって
超音波(受信周波数は、40Khz)を検出します。
キャッチした放電の強さは、ファインダ内のメータに表示されると同時に、
イヤホンや内臓スピーカの音量でも確認できます。